べにふうきとは

べにふうきは花粉症に効くお茶として注目されています。お茶なので、眠くなったり、だるくなったりというような副作用の心配はありません。

べにふうきは幻のお茶とも云われています。栽培地が静岡や九州・沖縄など一部の地域に限定され、生産量が需要に追いついていないためです。べにふうきは新しい茶品種なので、普及するには時間がかかりそうです。アサヒ飲料がべにふうき飲料を発売するもわずか3ヶ月で完売となりました。

べにふうき茶が花粉症に効くわけは?

べにふうきと(紅ふうき)は、農林水産省・茶業試験場(現:野菜茶業研究所)が、1993年に育成した紅茶系品種です。緑茶として飲むにはやや渋みが強いのが特徴です。この渋みの中に花粉症などのアレルギー症状を抑える働きのあるメチル化カテキンが豊富に含まれています。

べにふうきに含まれるメチル化カテキンは、アレルギーを引き起こすときの主役となるマスト細胞の活性化を抑え、さらにマスト細胞からヒスタミンなどの炎症物質が放出されるのを抑える働きをします。

べにふうき茶が含有するメチル化カテキンは、茶の主要カテキンであるエピガロカテキンレートがメチルエーテル化された物質です。べにふうきにはこのメチル化カテキンが主要茶品種の中で含有量が一番多いことが確認されています。茶葉を発酵させて紅茶にすると「メチル化カテキン」が失われるため、緑茶として飲料します。緑茶の一般的な品種「やぶきた」にはメチル化カテキンは含まれていません。

べにふうき緑茶の人への効能

メチル化カテキンのすごいところは体内への吸収率や血中滞留性が高いという性質です。つまり吸収されたメチル化カテキンが体内に長時間留まるため、効き目が長く持続するということです。また、メチル化カテキンは他のカテキンよりも抗酸化性が高いことも確認されました。

べにふうき緑茶は人への効能はあるのでしょうか?東京海洋大学保健管理センターの木谷誠一教授が行った臨床試験によると、通年性アレルギーのアトピー皮膚炎の軽症アレルギー患者に「べにふうき」の緑茶を6カ月以上飲んでもらったところ、即効性はないが症状の改善が認められました。また季節性アレルギーのスギ花粉症の臨床試験でも改善効果を確認できたとのことです。

べにふうき茶の苦味が苦手な人や子供には飲みにくいかもしれません。そこで、飲みやすく加工したペットボトル飲料やキャンディーなどもあります。ただし期間限定や地域限定ものなので入手はなかなか困難かもしれません。